LOGIN俺が体育館に着くと他のメンバーは全員揃っていた。
「待たせてごめん」
「大丈夫だよ。まだ時間じゃないし」「それより早く機材運んじゃおうぜ」メンバー全員で機材置き場から機材を運び出し舞台袖に置いておく。
そして「只今より有志団体によるイベントを開催致します」
というアナウンスが流れ、一組目が演目を始める。
遂に始まってしまったー、もう引き返せないと考えていると他のメンバーも同じ気持ちなのか
「やべー、始まっちゃったよ~」
「うわー緊張する~」と口にしている。
しかしリーダーの純が「落ち着けって、俺達はキチンと練習してきたじゃないか」
とメンバーの不安を払拭させようとしている。
「それに俺達には佐藤がいるじゃないか。皆をビックリさせてやろうぜ!」
「そ、そうだよな!」「よ、よし、やってやる!」とメンバーを鼓舞した後に
俺が体育館に着くと他のメンバーは全員揃っていた。 「待たせてごめん」「大丈夫だよ。まだ時間じゃないし」「それより早く機材運んじゃおうぜ」 メンバー全員で機材置き場から機材を運び出し舞台袖に置いておく。 そして「只今より有志団体によるイベントを開催致します」 というアナウンスが流れ、一組目が演目を始める。 遂に始まってしまったー、もう引き返せないと考えていると他のメンバーも同じ気持ちなのか「やべー、始まっちゃったよ~」「うわー緊張する~」 と口にしている。 しかしリーダーの純が「落ち着けって、俺達はキチンと練習してきたじゃないか」 とメンバーの不安を払拭させようとしている。「それに俺達には佐藤がいるじゃないか。皆をビックリさせてやろうぜ!」「そ、そうだよな!」「よ、よし、やってやる!」 とメンバーを鼓舞した後に「という訳だからさ、今日は思いっきり歌ってくれ」 と言いながら肩を叩かれ「ああ、今日は全力で歌うよ。だからミスしても許してくれな」「ははは、その時は一蓮托生だな」 気づくと他のメンバーの表情から不安が消えていた。 さすが今日までバンドを纏めてきたリーダーだ。 そうこうしている内に俺達の順番が近くなって来た。 袖から館内をみるとお客さんで溢れ返っている。 それを見た瞬間足が震え出した。 こんな大勢の前で歌わなければならない。 それに失敗は絶対に許されない。 今までの人生で感じた事の無いプレッシャーを今になって感じていた。 幸いメンバーには気づかれていないが、このままじゃマズイ。 俺の所為で失敗してしまう! と考えていたその時、「おいっすー、どうだ友也、緊張してないかー?」 と言って片手を挙げながら水樹が現れた。 い
何処を周ろうかと考えながら歩いていると、妙に視線を感じる。 視線の元は昨日のお客さんだったりするのだが、大体は見知らぬ男子生徒からだった。 男子生徒の大半は羨ましそうな表情をしていた。 こっちとしては迷惑なだけなのだが、その元凶に話しかける。「おい、なんで腕組んでるんだよ」「え~、こうした方が逸れなくていいじゃないですか~」「人目を気にするっていう事はしないのか?」「人の目を気にしてやりたい事やらないのは損すると思うんですよね」「その考えは立派だが、取りあえず腕組むのはやめてくれ」「もぅ、しょうがないですね~」 何とか腕組みを止めさせて、再び何処を周ろうか考える。 やっぱり昨日来てくれた友華さんのクラスは行かないとな。 あとは柚希だけど、沙月を連れて行くのは嫌だなぁ。 ハーレム計画が順調と勘違いさせそうだし。 まぁ柚希に関しては明日でも構わないか。 と、結論を出し沙月に伝える。「これから友華さんのクラスに行くけど沙月はどうする?」「友也さんと一緒ならどこでもいいですよ」「さようですか」 友華さんのクラスに向かって歩き出す。 そしてまたもや視線が集中する。 まさか沙月が何かしてるのかと見てみたが、普通に隣を歩いているだけだった。 沙月じゃなくて俺に変な所があるんじゃないかと確認するが、特別変わった所は無かった。 視線がどうしても気になったので沙月に聞いてみる。「沙月、俺って変な所あるか?」「そうですねぇ、こんな美人を振るなんてどうかしてます」「そういうことじゃな……っ!?」 そうだったのか! 視線の原因は沙月だったのか! 今では沙月の性格も相まって慣れてしまったが沙月は美人と言っても過言じゃない。 恐らくこの学校に居れば楓、南に並んで美人と噂されてもおかしくないのだ。 そんな美人が他校からやってきたら見てしまうのは当
文化祭2日目の朝、俺が教室に入るや否や「友也ー、ちょっとこっち来なー」 と早川から呼び出しを食らう。 朝っぱらから元気だなーと思いながら早川も元へ行くと「勝負の事は忘れてないよね~?」 と言いながらニヤニヤしている。 もう既に嫌な予感しかしない。 早川は一枚の紙を突き出して「じゃ~ん! 昨日は私達の勝ちみたいだね~」 言われ紙をみると、昨日の総合売上金額が書かれてあった。 なるほど、機嫌が良かったのはその為か。「どうよ、私達の力は」「まだ初日の結果だけじゃんか」「どうだろうね~、世の中は男の方が人口多いからね~」 と勝ち誇った顔をしている。 悔しいので嫌味で返してやろう。「そうだな。でも、メイド喫茶だけにしとけばもっと儲かったんじゃないか?」「は? 意味わかんないし」「いや、だから、最初からメイド喫茶にしとけばよかったんだよ」「それじゃ執事服来たイケメン見れないっしょ」「なんだ早川、執事好きだったのか」「別にそういう訳じゃないし。あんたらにサボられるのが嫌だっただけだから」「はいはい、んじゃ今日は頑張ってくださいね」「結果見てビビるんじゃねーぞ!」 というやり取りを経て執事グループに行く。 昨日は死んだ魚の様な目だった木村が復活していた。「ふふふ、昨日はたまたま佐藤君の知り合いが超絶美少女だっただけさ。今日は逃がさない」 と一人でブツブツ言っているので放っておく。 中居と水樹の元へ行き「昨日はお疲れ」「おっす友也」「おう」 と軽く挨拶を済ませた後「今日は二人はどうするんだ?」 と聞くと水樹は「取りあえず今日は年上を狙って行こうかな」「いや、ナンパの話じゃなくて」「はは、冗談だって。流石に自分の学校でナンパなんかしないって」「その割には昨日連
木村が裏に消えた後、その原因となった沙月に向き直り「適当な事言うな。付き合ってないだろ」「でも、ああいう人を穏便に追い払うのには効果的なんですよ~」「ったく、しょうがないな」 その後沙月はミートパスタ楓風を頼み「なかなかやりますね、負けてられません」 と独り言ちながらも満足そうに食べていた。 会計の時も俺が呼ばれ、会計を済ますと「またね、ダーリン♪」 と、またもや爆弾発言を投下して去って行った。 沙月が帰ったと同時に裏から木村が出てきて「まさか佐藤君の彼女だったなんて。どうりで俺になびかないハズだ」 と髪をかき上げながら言っていた。 何処か田口に似ている感じがした。 沙月が帰って一息つくと、今度は友華さんが来店した。 友華さんを見た木村がもの凄いスピードで向かい「おかえりなさいませ、女神さま」「え? え?」「貴女の様な美の女神は初めてみました」「は、はぁ。えっと、友也さん呼んで貰っていいですか?」「……か、かしこまりました」 と言って、木村は物凄い形相で「御呼びだぞ」 と一言だけ言って裏へ消えていった。 昨日の事が頭を過るが友華さんの元へ行き「お帰りなさいませお嬢様」 と言うと「執事服似合ってますね」「ありがとうございます」「それじゃあエスコートお願いします」 と言って腕を組んできた。 いつもの友華さんらしくない行動に戸惑っていると「あら? ご主人様の言う事が聞けないのかしら?」 と揶揄うような笑顔で言われた。 どうやら友華さんのヲタクスイッチが入ってしまっているようなので「とんでもございませんお嬢様、私が責任を持ってエスコートします」 と友華さんに合わせて俺もスイッチを入れた。「ご注文はお決まりです
とうとう文化祭当日を迎えた。 準備期間とはまた違った雰囲気だ。 廊下ではコスプレや着ぐるみも見かける。 学年問わず、皆が今日まで頑張ってきた。 そして開催を今か今かと待ちわびている。 教室に入ってもそれは変わらず、みんなソワソワしていた。 とりあえずいつものメンバーで集まると、田口が「今日はさ、恭子ちゃん来るからその時はあまりイジらないで欲しい」 と言ってきた。 そりゃそうだよな。好きな人の前では恰好を付けたい気持ちは分かる。 そう考えていると中居が「もしかしてあのキャラで行くのか?」「もちのろんよ! っていうか、恭子ちゃんからテンション上げるなって言われてるんよ~」「お前……俺達にも紹介しろよ」「分かってるって~」 そんな事言われてたのか。 まぁ落ち込んでる田口が好きだからしょうがないのか? と雑談していると、早川に呼ばれた。「友也ー、勝負の事忘れてないよね~?」「ああ、覚えてるよ」「よ~し。大差で勝ってやるよ」 と言って早川はメイドグループへ向かった。 どうしてあそこまで勝負に拘るんだろう。 でも、勝負をするなら勝ちたいな。 俺は男子達を集めて「たった今、早川から宣戦布告を受けた! 皆、この勝負勝つぞ!」「「「おおおぉぉぉ!!」」」 よし。こっちだって気合いでは負けてない。 「只今より、第46回咲高祭を開催致します」 と校内アナウンスが流れ、遂に文化祭が始まった。「おかえりなさいませご主人様」「ご主人様、ご注文はいかがなさいますにゃ?」「お待たせしましたご主人様、早く食べてくださいね」 開始してから1時間が経過したが、その殆どがメイド目当ての男性客ばかりだ。 しかもメイドの接客のクオリティが高い。
とうとう文化祭本番が明日に迫った。 調理係も無事に準備ができ、後は本番を迎えるだけとなった。 だが俺にはもう一つやらなければならない事がある。 バンドの助っ人をしているので、今日は最終リハーサルが行われる。 バンドメンバーと共に体育館に向かう。 聞くと他のバンドメンバーも今回がステージに立つのは初めてらしい。 体育館に着くと、他のバンドや演劇等をやるであろう生徒が結構な人数居た。 文化祭実行委員に此処で待っててくださいとの事だ。 俺達は持ってきていた機材を置いて指示に従う。「やっべー、緊張してきたー」「ばっか、まだリハーサルだろ」「でも結構な人数いるしな」「っていうか、他の人達は緊張しないのかな」 とメンバー同士で話している。 リハーサルから緊張してどうするんだと言いたいが、俺も緊張していた。 しばらくすると、リハーサルが始まった。 事前に渡された番号順に呼ばれ、リハーサルをやっていくらしい。 前半は演劇系で後半がバンドやダンスといった順番だ。 「次はバンド演奏のリハーサルに入ります。係の指示に従ってください」 というアナウンスが流れる。 それを聞いたメンバーの表情が強張る。 そんなに緊張してミスしなければいいのだが。 そしていよいよ俺達の出番になった。 機材をセッティングしながらメンバーに話しかける。「大丈夫かー? あまり緊張するなよー」「だ、だいじょぶだよ~」「き、緊張とかしてないし?」「お、おおう」「はぁ……はぁ……」 反応を見る限りだとかなり緊張してるな。 これでミスをすれば明日の本番はミスは出来ないというプレッシャーも掛かる。 どうにかして緊張を和らげないと。 と考えて、ある事を思いついた。「そう言えばお前らって彼女い